常呂森林公園 百年記念展望塔（ホタテタワー）。お願いの張り紙に涙しながら階段を登れ【北見】

北見市常呂町の常呂森林公園に建っている、ホタテのようなタワーに登ってきました。

このタワー、正式名称は「常呂森林公園 百年記念展望塔」で、ホタテに似ていることから通称ホタテタワーと呼ばれているんだとか。

昭和58年に開基100年を記念して建てられた百年記念展望塔は100という数字にこだわり、海からの高さ（海抜）が100m、階段も100段とのこと。ただ、100にこだわったという割に高さは30m。さすがに高さ100mは無理だったみたいです。

来館者は入場者名簿に名前を記入します。さすがにこんなところまで来るのは自分たちぐらいなもんだろうと見てみると、意外にも一日何組かは来ているようで驚きです。

「登る場所はどこだろう、エレベーターなんてあるのかなー」と周りを見回すと、お願いという張り紙が目に入ってきます。

要約すると、「エレベーターつけようと思ったんだけど、お金ないからつけれないわ。大きさも最初の計画の半分になっちゃったし展望部分もちょっと小さいよ。頑張って登ってね」ということらしい。泣ける。

溢れ出そうになる涙をこらえながら、展望室の入り口であろう階段を登ることにします。

なんとか100段に合わせようと強引に造られている感がちょっと怖い階段。
行ってみれば意味がわかります。

いたるところにサビが発生している。
お願いだから自分が登っているときに倒れませんように。

階段を登りきったところが展望室です。
えーっと、窓が沢山あってどこから見ればいいのでしょうか。

晴れていれば海の向こうに綺麗な景色が見れたはず。
そう、補強ガラスのワイヤー線なんて気にならないような。

あとがき

なんだか外の景色と同じくモヤモヤとした気持ちのまま、錆びた階段を降りて帰路につきました。百年記念展望塔だけを目当てに行くことはオススメしませんが、なんとも言えない気分を味わいたい方は何かのついでにお立ち寄りください。

本当に晴れていれば、もう少し綺麗な景色が見えたと思います。

常呂森林公園 百年記念展望塔の詳細＆アクセス