車でホテルに宿泊するとき、部屋の次に気になるのが駐車場の料金。せっかく安いホテルを確保しても、駐車場料金が一泊1,000円以上だと、逆に割高になってしまうということもよくあります。
そこで今回は駐車場無料のホテルを中心に探すことにし、予約したのが豊水すすきの駅の近く、札幌南7条西1丁目に建っているホテル、「札幌第一ホテル」です。
札幌第一ホテルは宿泊プランに関係なく、1室1台まで無料で駐車場が利用できます。
地下駐車場の他にホテル目の前が青空駐車場になっているので、ハイルーフ車やキャンピングカーなど大型の車でも停められますよ(トラックやバスは要確認)。
さらに、宿泊している間は車の出し入れが自由なので、札幌市内や近郊の観光にとても便利です。
それでは、気になる部屋の方はどうなっているでしょうか。
札幌第一ホテルの部屋は、こじんまりとした昔ながらの室内
ホテル内に入ると、「あ、よくある昔ながらのホテルだな」というのが第一印象。
全体的に歴史を感じさせる建物ですが、それを感じさせないようにしっかりと手入れがされている。
今回宿泊したのは19㎡のシングルルーム。
残念ながら喫煙室しかとれませんでしたが、タバコの臭いは気になりませんでした。
建物全体が古いためか、掃除時など隣室から「ゴンゴン、ドスン」という大きな音が響いていたので、防音性はそれほど高くありません。
照明を全開にしても部屋全体がちょっと暗めなので、夜の身支度は大変でした。
エアコンが集中管理なので、ハイに設定しても効いているのかよくわからなかったです。
私もそうですが、暑がりな人は薄着になったり窓を開けるなどの工夫が必要。逆に寒がりな人は、毛布のリクエストをしておくといいかもしれません。
それでは、札幌第一ホテルの室内を見ていきましょう。
カギを入れてオンに回すと電気がつくタイプ。
カギは持ち歩くわけにもいかず、いちいちフロントに預けるのは面倒だった。
クローゼットは広々。二人分の冬のコートもしっかり掛けられる。
上の棚にはバスタオルが二枚用意されていた。
冷蔵庫は短期滞在には十分の大きさ。
2リットルのペットボトルも入る。
ドライヤーは少しベタつきがあり、風を出すと嫌なニオイがして気持ち悪かった。
幅120センチ、シモンズ製のセミダブルベッド。一人で寝るには十分な広さ。
ベッド横には昔ながらのライトスイッチと冷暖房スイッチ。
冷暖房は集中管理になっている。
低層階だったので眺望は目の前に建っているマンションのみ。上階だとテレビ塔が見える部屋もあるみたい。
部屋全体はしっかり清掃されているものの、とても気になったのが、じゅうたんのシミです。
染み抜きするヒマもないほどフル稼働している証拠かもしれませんが、ちょっとハダシでは歩きたくない。
掃除されていても気持ちのいいものではない。
宿泊したのが3年前なので現在はどうなっているのか興味あり。
札幌第一ホテルのデスク周り
備え付けのデスクはシンプルでコンパクト。
デスクライトは壁に取り付けられており、余計なものが乗っていないので広々と使えます。
液晶テレビは、視聴するのに不自由しない程度の大きさです。
LAN端子はあるものの、ケーブルは備え付けられていませんでした。
フリーWi-Fiを完備している。
備え付けのデスクは大きくはないものの、鏡の前に邪魔な物がないので、デスクワークや化粧を快適に行える。
デスクには、有線のLAN端子とコンセントがひとつ。
そのほか、目の前の壁にコンセント二つ。
お風呂と洗面台
お風呂はユニットバスになっており、広さは通常のビジネスホテルと同じぐらい。洗面台部分が狭いので、持参した洗面用具や大きめの化粧ポーチを置くにはちょっと大変な感じです。
アメニティは歯ブラシやヒゲソリなど最小限のものしか用意されていないので、湯船にゆっくり浸かりたいという方は入浴剤を持参してもいいですね。
ホテルの中には、便座の暖房スイッチを隠しているところもありますが、札幌第一ホテルさんでは温かい便座に座ってスッキリできます。
ビジネスホテルサイズのコンパクトなユニットバス。
アメニティは必要なものを最小限。
ウォシュレットは便座の暖房もしっかり機能しています。
水とお湯を同時に出しながら湯音調整するタイプ。
古めの施設だが、シャワーの水圧は必要十分に感じた。
資生堂のシャンプー、コンディショナー、ボディソープ。
札幌第一ホテルに宿泊した感想
チェックインの時から感じていましたが、スタッフのみなさん、笑顔や挨拶がとても印象的でした。
外出時にカギをいちいち預けるのは面倒でしたが、酔っ払って夜中に帰ってきても笑顔で対応してくれたので嫌な思いをすることがなかったです。
朝食は約30種類のメニューを揃えた和洋食のブッフェスタイルをなんと無料でいただけます。滞在中はほぼ二日酔いだったので満足に食べることはできませんでしたが、無料とは思えないほどのボリュームでした。
ホテルの裏手にローソンがあるので買い物に困ることはありませんが、すすきの中心地からは多少離れているので、ぱっと食事ができる場所となると、少し探さなくてはいけない感じですね。
その分、単品で気軽に頼めるルームサービスが充実しているのはありがたかったです。
最終日は外に出るのが面倒になったので、ルームサービスで豚ひれかつ定食を頼みました。
値段はそこそこしましたが、温かくて美味しかったです。
結構なボリューム。しっかり添えてあった水が心遣いを感じる。
連泊中は、「起こさないでください」のプレートをかけると、アメニティの補充やタオルの交換がされないのでフロントに連絡する必要があります。ただ、一言伝えておいたら決まった時間に持ってきてくれそうな雰囲気。
今回、札幌第一ホテルさんに一人で3泊した宿泊料金は、約26,000円。
札幌のホテルの中では決して安い価格ではありませんが、駐車場と朝食が無料というのはかなり大きいメリットです。また、チェックインが通常で11時までと遅めなので、朝ゆっくり支度ができるのは嬉しい。
施設は古めで設備は通常のビジネスホテルといった感じですが、温かみのあるアットホームな接客はとても好感のもてるホテルでした。
札幌第一ホテルの詳細&アクセス
ホテル名 | 札幌第一ホテル |
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住所 | 〒064-0807 札幌市中央区南7条西1丁目12-7 |
電話番号 | 011-530-1105 |
ホームページ | http://www.sapporo-daiichihotel.co.jp/index.html |
最寄り駅 | 【地下鉄】東豊線「豊水すすきの駅」6番出口徒歩2分 / 南北線「すすきの駅」徒歩7分 |