MacBook Proを購入してからすべての仕事をMacで行うようになりましたが、Windowsのソフトを使いたいというシーンが度々でてくるようになりました。
サブでWindowsマシンは持っているものの、作業の度にいちいち電源をいれるのも面倒なので、毎日使っているMacBook ProにWindowsをインストールすることに。
MacでWindowsを動かすには、大まかに「BootCamp」と「仮想環境ソフト」の二種類の方法があります。
どちらでインストールするのか迷うところではありますが、BootCampでWindowsを立ち上げるには一旦再起動をしなければならず、結局サブ機の電源を入れるのと同じ感覚になるということ、また、MacとWindowsを同時に使いたいというシーンが出てくるかもしれないということで仮想環境ソフトを選択。
さらに、仮想環境ソフトには、フリーソフトの「VirtualBox・VMware Player」と有料ソフトの「Parallels Desktop」があります。特に高機能はいらないので、知識があればVirtualBoxなどで十分なのですが、安心を買うという意味でParallels Desktopを選択しました。
MacにWindowsをインストールするのに必要な物
Parallels Desktop
写真のパッケージはParallels Desktop 9。
Windows
購入当時はWindows8でしたが、特に理由がない限り最新版でいいでしょう。
購入当時はParallels DesktopもWindowsもDVD版が主流だったので、一緒に外付けブルーレイドライブも購入したのですが、最新版ではUSBフラッシュドライブ版やオンラインコード版が売られているので、特にDVDドライブなどを用意する必要はありません。
インストールに関しては特に難しいということはなく、多少の時間はかかるものの説明書の手順通りにすすめていけいいだけなので省略します。
インストールは説明書どおりに行えばいいだけ。
Parallels Desktopを実際に使った感想
Parallels Desktopを使ったメリット
Parallels Desktopを導入して感じた一番のメリットは、やはり気軽にWindowsを立ち上げることができるようになった点。
ウインドウのように開いておくと、簡単にMacとWindows間で画像やテキストのコピペができるので、いろいろな場面でとても便利に使うことができる(もちろん全画面にして使うことも可能です)。
MacとWindowsを同時に使えるので、例えばウェブデザインであれば、実機を使ったインターネットエクスプローラーやMicrosoft Edgeでの検証もかなり楽になるはずです。
ファイルの書き込み読み込みも、Googleドライブ・Dropboxフォルダはもちろん、MacのフォルダにさえWindowsから(MacからWindowsにも)容易にアクセスできます。
Windowsとの二台持ちをしなくてもよくなったというのも大きなメリット。Parallels Desktopをインストールしてから、Windowsのサブ機を立ち上げることはまったくなくなりました。
Parallels DesktopとWindowsの二つを購入しなければいけないので、初期投資(約20,000円)はどうしてもかかりますが、WindowsのノートPCをもう一台買うよりはかなりコストが抑えられます。
Parallels Desktopのデメリット
メリットがあればもちろんデメリットもありますね。
一番感じているデメリットは、重たい処理には向かないという点。どちらか一つのOSに集中しているときにはいいのですが、例えばMacでフォトショ、WindowsでFirefoxを同時に開いている程度でも、「フォーーーーン」とファンが回りはじめます。
一台分のメモリやCPUを二台で使っている状態になるので、これは仕方がないですね。
Windowsでも重たい処理やゲームをしたいという方は、BootCampを選択した方がいいです。
もう一つは、Parallels Desktop自体のデメリットですが、Parallels Desktop 9から10に変わるような場合には、アップグレードの度にお金がかかるという点。
3,000円台なら考えなくもないですが、毎回6,000円程度の料金はどう考えても高い。なかなかしつこくメールの案内もきます。もちろんスルーしながら使うこともできますが、Mac側で大きなアップデートがあった場合には、なるべく最新版で使いたいところです。
使っているとメリット、デメリットは多々ありますが、Windows時代に使っていたソフトが今までと同じように使えるというのはやはり安心感があります。
現在Macに変更したけどWindowsもやっぱり使いたいと思っている方はどのような方法にせよ、メリット、デメリットを理解したうえでご検討ください。