北の大地の水族館(山の水族館)で魚の自然な姿を見よう。果夢林ショップも【北見】

北海道北見市、留辺蘂町のおんねゆ温泉にある、「北の大地の水族館」に行ってきたのでご紹介します。

以前は山の水族館という名前だった記憶があるのですが、公式サイトを見ると「北の大地の水族館-山の水族館」となっています。

この北の大地の水族館は、元々山の水族館として1978年に開館していたのですが、2012年、新江ノ島水族館や池袋サンシャイン水族館のリニューアルをプロデュースした、日本でただ一人という水族館プロデューサー、中村元さん監修によって現在の形にリニューアルされました。

なんでも、北の大地の水族館のプロデュースに関しては、ほぼボランディアで引き受けてくれたんだとか。

そんな水族館プロデューサーが手がけた北の大地の水族館、いったいどんな展示方法によって楽しませてくれるのでしょうか。

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自然に近い環境で展示された水槽の数々

館内に入ると、順路に沿って右回りに見ていきます。

入り口からすぐ見えるのが、「滝つぼ水槽」。
滝つぼの中を下から見上げるというアングルから、実際に滝つぼの中で力強く泳いでいる魚たちを観察することができます。

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ブルーと泡のコントラストが美しい。

こちらは外に設置されている「北の大地の四季の水槽」。
四季にあわせて次々と表情を変えていき、冬になると水面が凍ってしまいます。
自然に近いかたちで、魚がどのように過ごしているのかを見ることができる仕掛けになっているんですね。

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紅葉がはじまってくる10月頃の様子。

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こちらは12月の四季の水槽。
凍っているのを期待したけど、12月でもちょっと早すぎた。

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水面が凍る日付をドンピシャで予想する「結氷クイズ」が開催されていた。

日本最大の淡水魚「イトウ」が悠々と泳いでいる水槽
イトウの体長は1メートルから、大きいものだと1.5メートルもあります。
大きなイトウがすぐ近くをヌーと泳ぐ姿は迫力満点。

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日本では、北海道の一部に生息している。

魚の習性を利用して川上りの様子を見ることができる「ジャンプ水槽」。
流れに逆らうように一生懸命泳ぐ姿が見られる。

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何度も何度も立ち向かっている姿がなんだか健気。

有名な大型水族館のような大きな水槽やアクリルパネルはありませんが、手作りのポップを上手に使いながらも展示方法を工夫しています。

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キラキラとした色とりどりの魚たちが泳ぐ姿はとてもキレイ。

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その他の魚たち

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なぜかサンショウウオ。

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生きた化石と呼ばれる淡水魚のピラルクー

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絶対コッチ見てる。

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アイドルのようなピンクの魚。

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どう見ても笑っているハコフグ。

直接魚に触ることができるふれあいタッチコーナー。
定番のドクターフィッシュや、大人も嬉しいザリガニとカメも触ることができます。

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見知らぬ家族が楽しそうに触っていた。

北の大地の水族館の淡水魚は、温泉と冷泉を合わせた温泉水で育てられています。
普通よりも早く大きく育つということで『魔法の温泉水』と呼ばれるようになりました。

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魔法の温泉水の効果を実証実験している水槽。

ポップなどにも堂々と書いてあるように、他の水族館と比べてかなり少ない予算で運営されている北の大地の水族館(山の水族館)。
少ない予算の中でも来館者を楽しませたいという思いから、毎日行われる「いただきますライブ」や色々なイベントを行って飽きさせない工夫をしています。

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クリスマスが近かったからか、思い切ったイルミネーション。

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冬は行くのが大変だけど、きっと楽しめますよ。

北の大地の水族館の出口を抜けると果夢林ショップ

「一度出ると戻れません」と書かれた北の大地の水族館(山の水族館)の出口を抜けると、果夢林(かむりん)ショップに出てきます。

果夢林ショップでは、飲み物などコンビニに売っているような商品のほかに、おんねゆ温泉や北見のお土産、たくさんの木工作品が売っています。

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ちなみに果夢林とは『果てしなく夢が広がる木の町』という意味なんだそう。
だから様々な種類の木工商品が売っているんですね。

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キットコーナーには自分で組み立てる木の玩具。
子供の工作なんかにいいかも。

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いろいろな大きさの丸わっぱ。

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大きな目がかわいいダルマフクロウの置物。

世界最大級のハト時計

道の駅おんねゆ温泉の真ん中に建っているシンボルタワーが、世界最大級のハト時計「果夢林のハト時計塔」です。

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ハト時計の稼働期間は、4月中旬から11月中旬まで。
作動時間は、8時から18時の1時間おき。
登録されている3曲の中から順番に演奏されています。

高さ約20メートル。
演奏がはじまると道の駅で休んでいた人たちが聞きにきます。

からくり王国では買い物や食事が楽しめる

道の駅おんねゆ温泉に併設されるように「からくり王国」が建っています。
からくり王国の中には売店や食堂が並び、地元でとれた特産物を販売しているほか、ソフトクリーム、とうきび、カレーライス、ラーメンなどの軽食がいただけます。

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生牛乳飲み放題の文字にひかれるものの、腹に異変が起こったら困るので泣く泣くパス。

北見は玉ねぎの産地量が日本一。
そのため、からくり王国の売店では、大量の玉ねぎがとんでもない安さで販売されていました。

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北の大地の水族館(山の水族館)の感想

館内は全体的にこじんまりしており、ゆっくりじっくり見ても1時間かからずまわれてしまいます。
そのため、早足で見てしまうと物足りないと感じるかもしれません。

なぜこのような展示をしているのかということを考えながら見ていくと思わぬ発見があったりするので、手書きのポップを読みながら、小さな水槽の隅々までゆったりと見てみてはいかがでしょうか

私は、北の大地の水族館(山の水族館)に2回行ってます。

1回目は、2013年10月にオホーツク方面を旅行したときのプランに組み込んで。
2回目は、2015年12月、おんねゆ温泉に宿泊したついでに寄りました。

1回目は観光客で賑わっていましたが、2回目に行った時には自分たちしかいない貸切状態でちょっと寂しかったです。

冬はどうしても道路状況が悪く、道の駅おんねゆ温泉に立ち寄る人も少なくなるので、ある程度客足が遠のくのは仕方ないかなと思うんですよね、北見市内からも30キロ離れていますし。
ただ、北の大地の水族館を目いっぱい楽しめるのはやはり冬なので、寒い日にこそ是非訪れて欲しい場所です。

北の大地の水族館(山の水族館)の情報&アクセス

名前 北の大地の水族館(山の水族館)
住所 〒091-0153 北海道北見市留辺蘂町松山1番地4道の駅おんねゆ温泉エリア内
電話番号 0157-45-2223
ホームページ http://onneyu-aq.com/
開館時間 4月〜10月:8:30〜17:00
11月〜3月:9:00〜16:30
休館日 夏季:4月8日〜4月14日
冬季:12月26日〜1月1日
入場料 ・一般:670円(年間パスポート:1,000円、団体:510円)
・中学生:440円(年間パスポート:660円、団体:370円)
・小学生:300円(年間パスポート:450円、団体:200円)
最寄り駅 【JR】留辺蘂駅(バス:おんねゆ温泉行き:約20分)
【車】札幌:5時間、旭川:2時間20分、網走:1時間30分、帯広:2時間50分、釧路:3時間、女満別:1時間20分