壁にピタッと設置できるパナソニック(Panasonic)の加湿空気清浄機「F-VX501-W」を購入

新しく引っ越した部屋用に、空気清浄機を買い換えることにしました。

最新の空気清浄機には、「蚊取り機能付き」なんていう機種もありますが、北海道の乾燥した冬にも活躍してもらいたいので、加湿機能がついた空気清浄機を探します。

加湿空気清浄機といえば、ポンと頭に浮かぶのがシャープ(SHARP)の製品。一人暮らしをしていた部屋や実家の6畳間など、住んでいた場所ではずっとシャープ製の加湿空気清浄機を買い換えながら使ってきました。

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ただ、今回は違うメーカーの加湿空気清浄機を購入しようと考えています。その理由は、どのシャープ製品でもずっと悩んできた生乾きのようなニオイ

加湿をしている時には大丈夫だったのですが、加湿用の水がなくなった途端にイヤなニオイが部屋中に充満し、それは空気清浄機能だけを使っている時も。

説明書にあった方法でフィルターの漬け置き洗いもしてみましたが、しばらくするとすぐにまたニオイが発生してしまう。

そのニオイが原因で次第に使わなくなっていき、最後は部屋のオブジェになるというのがいつものパターンでした。

そこで別のメーカーから探していると、ニオイの原因であろうフィルターの手入れが楽そうで、壁にピタッと設置ができる加湿空気清浄機を発見。

それが今回購入した加湿空気清浄機、パナソニック(Panasonic)の「F-VX501-W」です。

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F-VX501-Wのスペックと外観

空気清浄適用床面積
(加湿運転時)
〜24畳
加湿空気清浄適用床面積
(プレハブ洋室)
〜11畳
加湿空気清浄適用床面積
(木造和室)
〜7畳
空気清浄時間(8畳) 12分
加湿空気清浄時間(8畳) 12分
最大加湿量(タンク容量) 400mL/h(約1.6L)
性能 PM2.5対応・花粉対策
外形寸法 高さ560mm×幅380mm×奥行き230mm
本体重量 7.9kg
空気清浄消費電力 ターボ47.0W / 中8.0W / 静音5.0W
加湿消費電力 ターボ55.0W / 中9.0W / 静音6.0W

F-VX501-Wの特徴的な機能としては、エコナビ機能によって空気の汚れが多くなる時間を学習し、無駄を省いた省エネ運転。

シャープのプラズマクラスターにあたる「ナノイー(水のカプセル)」により、空気中の菌を抑制したり除菌する。

「ナノイー」は、空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオン。様々な物質に作用しやすいOHラジカル(高反応成分)を含んでいます。

ナノイーとは – Panasonic

ナノイーもプラズマクラスターも目に見える機能じゃありませんので、信じるものは救われるといった精神が大事です。その他のスペックは、同じ価格帯の他社製品と似たり寄ったりといったところでしょうか。

細かい機能よりなにより、一番惹かれたのがピッタリ(正確には1センチの隙間をあけて)と壁につけて設置できるという点です。

吸引口が前面にあるからできることですが、家のリビングがキッチンを含めて11畳と広くはないので、壁ギリギリに設置できるというのはとても助かります。

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F-VX501-Wの外観写真

ホワイトでシンプルなデザインはお世辞にもオシャレとはいえないものの、変な癖がないのでどんな部屋にもマッチします。

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ホワイトのシンプルなデザイン。
よくある家電的なデザインは、リビングに置いて目障りにならない。

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吹き出し口の角度は4段階に設定可能。
手動なので安っぽくはあるものの、頻繁に動かすこともないので気にしない。

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後ろがスッキリしているので、壁にピタッと設置できる。

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正面から見て左側面に汚れセンサー。

給水は横から引き出だしたカゴのようなトレイに水をいれます。これに関しては、灯油ストーブのように扱えるシャープ製の給水トレイが圧倒的に使いやすい

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フィルターむき出しの給水トレイ。汚れがわかりやすいというのが救い。

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取っ手部分を持って給水へ。水を入れた後は不安定になるので、腕の力がない方はペットボトルで入れた方がいいかもしれない。

加湿機能を使うにはトレイに水を入れておくだけ
加湿が必要な湿度になると、自動で加湿を開始します。

シャープの加湿空気清浄機には加湿ボタンがついていたので一瞬「あれ?」と戸惑いましたが、使わない時には給水トレイを空にしておくだけなので水の捨て忘れがなく楽ですよ。

フィルターのお手入れが楽

加湿空気清浄機で大事なのが、フィルターのお掃除のしやすさ。

シャープ製の加湿空気清浄機を使っていた時には、給水トレイを取り出して水垢をきれいに洗い、丸い加湿フィルターにこびりついた白い石灰状のものを歯ブラシでゴシゴシとお掃除していました(こびりついた石灰は、クエン酸や酢でつけ置きするといいらしい)。

10年間交換不要をうたう脱臭フィルターは、イヤなニオイのせいで浸け置き洗いをして乾かし、やっと使えたと思ったらすぐにニオイがしてきて、また浸け置き洗いをするという繰り返し。

それに比べてF-VX501-Wの加湿フィルターは、月に一度、水で押し洗いするだけという簡単さ。しかも10年間交換不要なんです。

さすがに10年使おうとすると、クエン酸などでの漬け置き洗いも何度か必要になるでしょうが、基本的には水だけでサッとお手入れできるのがうれしい。

その他のフィルターも定期的に掃除機をかけてホコリを吸い取るだけの簡単お手入れ。

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フィルターを取り出すには、前面のパネルを外す。
定期的に掃除をするフィルターなので、前面からだと取り出しやすくていい。

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手前にHEPA集じんフィルター、奥にスーパーナノテク脱臭フィルターを設置。
どちらも10年間交換不要

パナソニックの加湿空気清浄機「F-VX501-W」を実際に使った感想

実際に使って感じたことですが、設置する前と後では明らかに空気の質が変わりました。
こればかりは使った人にしかわかりませんが、どよんとしていたのがスッキリしたといえば伝わるでしょうか。

ニオイセンサーは搭載していませんが、こちらも設置前と比べると明らかに改善されています。さすがにキッチンの生ごみの臭いを完全に消すことはできませんが、生活臭とでもいうんでしょうか、ふと感じるイヤなニオイは軽減されました。

ちなみにアロマなど芳香剤のいい香りはしっかり残っています。

肝心の生乾きのようなイヤなニオイについてですが、今のところ何のニオイもしていません。加湿機能が本格的に稼働する冬にどうなるのか、使い込んでからまたご報告できればと思います。

普段は自動運転に設定しています。通常は無音ですが、運転がはじまると「コォーーー」という感じで音はするものの、特に気にしたことはありません。ターボと花粉モードにすると、テレビの邪魔になるぐらいの音はします。

寝室だとどうでしょう。静音機能はあるものの、それでも機械の音に敏感な方は気になるかもしれませんね。

正面にあるクリーンサインのLEDは、通常はブルーに点灯し、運転中はオレンジに点灯。クリーンサインは、「明るさ切替ボタン」で消灯させることができます。

他の空気清浄機でもそうですが、真っ暗で静かな寝室じゃないと眠れないという方は、しっかりとした動作音と明るさのチェックを。

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明るさ切替により、正面の青いLEDは消すことができる。

「F-VX501-W」は、たくさんの機能こそついていないものの、基本性能をしっかりおさえた簡単操作で、お手入れが楽な加湿空気清浄機です。

『部屋が狭くて加湿空気清浄機を置く場所がないよ』とお悩みの方にも、検討して欲しいです。