引っ越した家の近くにCOOP(コープ)さっぽろがあり、そこそこの頻度で買い物をするようになりました。しばらくは非会員で利用していたのですが、行く度にポイント10倍サービスデーなどをよくやっているので会員になることに。
ちなみにコープさっぽろでは会員ではなく「組合員」といい、加入するには一口1,000円以上の出資金が必要です。北海道に住んでいるか勤務している人だったら誰でも組合員になることができ、万が一北海道外に転居するときには出資金は全額返却される仕組みになっています。
で、組合員になってからしばらくすると、見知らぬ番号から電話がかかってきました。なんだろうなと出てみると、コープの宅配システムトドックの営業電話。「トドック トドック コープがトドック〜♪」という、北海道民なら誰でも聞いたことがあるCMで同じみのあれです。
4週間のお試し期間中は宅配手数料の210円が無料になる。卵一個からでもいいので利用してみて欲しい。合わないようならお試し期間が終わった時に解約してくれてもいいということでした。
トドックは実家でも利用しているので、ある程度の仕組みはわかっています。連れと相談し、毎回お店に買いに来るよりは楽になるかもしれないし、なにかリスクがあるわけでもないから、とりあえずお試し期間だけ利用してみようかということになりました。
後日、指定した時間に訪ねてきたトドックの配達員にとても丁寧にシステムの説明をしてもらい、かりんとう1キロセット・ティッシュ・トイレットペーパー・混ぜご飯の元・インスタントラーメンなど、申し訳なくなるぐらい盛りだくさんなお土産をいただきました。
宅配システムトドックのシステム
システム自体はとても簡単で、基本的にはカタログから購入したい商品を選び、指定した曜日に訪ねてくる配達員に注文書を渡すだけです。
初めて利用する手順としては以下のような感じ。
システム説明のときに受け取ったカタログから注文する商品を選ぶ。
↓
翌週の指定した曜日にやって来た配達員に注文書を渡す。
そのときに次の週のカタログを受け取る。
↓
翌週の指定した曜日に注文した商品を受け取り、注文書をわたす。
次の週のカタログを受け取る。
このように、注文した商品は次の週の指定した曜日に届けられます。欲しい商品がない、今週は休みたいという場合には、別に注文しなくても構いません。注文しないときには配達員に無記入の注文書を渡すだけです。
注文はこのような手書きの注文書のほかに、eトドックというインターネットからも注文することができます。
取扱商品や価格
トドックが扱っている商品は、食品のほかに生活雑貨、キッチン用品、園芸用品、化粧品、インテリア、服など、種類はかなり豊富。大型スーパーやホームセンターにあるような商品はほぼ取り揃えている感じです。
商品の価格は店舗と同じぐらいでしょうか。宅配だからといって特別高くなるということはありません。カタログにはお買い得品もたくさん掲載されていますよ。
そんなコープさっぽろの宅配システムトドックですが、結果から言ってしまうと、うちではお試し期間のみでやめてしまいました(お試し期間のみでやめる場合には、配達員に口頭でやめたいですと伝えるだけ)。
次でお試し期間中に感じたメリット・デメリットをあげてみます。
宅配システムトドックのメリット
配達エリアがとても広い
北海道内であれば、コープさっぽろの店舗がないエリアにも配達してくれます。何もないところにポツンと建っている家の前でもよくトドックカーを見かけるので、宅配範囲はかなり広いと思われます。
トドックをずっと利用している実家は、コープの店舗がある街から約40キロ離れていますが、毎週決まった曜日の決まった時間に来てくれます。
留守でも商品を配達してくれる
万が一留守にしていたときには、車庫や玄関フードなど事前に指定した場所へ商品を置いておいてくれます。冷凍食品のケースには大きなドライアイス、冷蔵品のケースには保冷剤が入っているので、しばらくの間であれば大丈夫でしょう。
資源ごみを回収してくれる
商品配達時に決まった量の資源ごみを持っていってくれます。もちろんお試し期間中も利用できるので、出し忘れていたダンボールを持っていってもらいました。
見守りトドックを利用して離れた相手の様子を知ることができる
離れて暮らす両親や一人暮らしをしている子供などに商品を届けることができます。配達のときに何か異変があった場合には連絡を受けることができるので、特に高齢の両親が心配なときに利用したいサービスですね。
宅配システムトドックのデメリット
マンション、アパートでは留守中の配達が利用しにくい
一軒家であれば家の前にでも置いてもらえばいいのですが、アパートやマンションだとそうもいきません。いま住んでいるところはテラスハウスのような形なので、家の前に荷物を置いておくなんてことはちょっと無理。もちろん物置もありますがカギをかけています。
となると、在宅率の高い休日ぐらいしか配達日を指定できませんが、今日はトドックが来るなーと思うと、外出しにくくなってしまうんですよね。
カタログが分厚いので商品を選ぶのに時間がかかる
カタログ自体はとても見やすいです、見やすいですがとても分厚いので選ぶのに時間がかかります。選び始めると、なんやかんやで1時間ぐらいは経っていました。ただ、カタログからいろいろ選ぶのが楽しいという人にはとても向いています。
先週あった商品が今週はない
定期的に頼もうと思っていた商品が次の週にはないということが多々あります。実家では、「小岩井農場の野菜ジュースと日持ちのするパンを頼もうと思ってたのに、今週はないんだよねぇ」とよく言っていました。
専用クレジットカードのcloverトドックでしか支払いできない
お試し期間中の支払いは、送られてくるコンビニ対応の振込用紙で行いますが、正式に契約したあとは、専用クレジットカードのcloverトドックでしか支払いができません。もちろん普通は持っていないので新規に申込みをしなくてはならず、クレジットカードなので審査もあります。
通常のクレジットカードと同じように1,350円の年会費が発生しますが、1年の間に一回でもクレジットカードを利用すると、年会費はコープさっぽろが負担してくれます。
とはいえ、専用のクレジットカードを申し込むというのは躊躇してしまう部分です。
注文した商品が届くのは一週間後
これがお試し期間でやめた一番大きな理由ですね。一週間も経つと、なにを注文したのか忘れてしまうんです。届いてから、ああ、そういえばこんなのも注文していたなという商品があったり、同じような商品をスーパーで買ってしまったりもしました。
長く続けていけばリズムができてくるのでしょうが、買いたい時に注文できて、遅くても翌日には配達してくれるネットスーパーの方がうちには合っているようです。
まとめ
妊娠中〜3歳未満の子供がいる家庭と、65歳以上の利用者はシステム手数料が無料、3歳〜15歳の子供がいる家庭ではシステム手数料が半額になります。
やはり、徒歩圏内にスーパーがない地域に住んでいる家庭や、重い荷物を持つのがキツくなった高齢者、小さな子供がいてこまめに買い物に出かけることが難しい子育て世代に向いているサービスかなと感じました。
もちろんデメリットよりもメリットの方に魅力を感じるようであれば、どのようなお宅でも利用する価値は大いにある宅配サービスになっているので、道内在住の方はご検討ください。
宅配システム「トドック」 – コープさっぽろ